沖縄の新100歳491人 昨年より13人増 計1215人で最多


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 県は15日の「老人の日」に合わせ、2020年9月1日現在の県内の100歳以上は男性142人、女性1073人の計1215人で最多を更新したと発表した。新100歳は男性64人、女性427人の計491人だった。100歳以上は昨年同期より61人、新100歳は13人増えた。市町村別で100歳以上が最も多いのは那覇市で219人、うるま市129人、沖縄市80人、名護市76人と続いた。

 女性の最高齢はいずれも112歳の那覇市の森山節子さん、北中城村の與那嶺ナヒさん、中城村の女性で氏名は非公表。男性は109歳で南風原町の赤嶺高太郎さん。

 厚生労働省によると、全国の100歳以上の高齢者数は1998年に1万人を超え、2012年に5万人を突破。今年は8万450人に上り、初めて8万人を超えた。このうち女性が約88%を占める。

 人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は、都道府県別で最多が島根県の127・60人で、高知県の119・77人、鳥取県の109・89人が続いた。沖縄県は83・62人で19番目だった。全国平均は63・76人。最少は埼玉県の40・01人だった。100歳以上が最も多いのは東京都の6694人、次いで神奈川県の4362人、大阪府が4116人、北海道が3867人。沖縄県は全国で26番目だった。