高卒求人、今年3月は過去最高の1.84倍でした 就職率も高水準


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沖縄労働局

 沖縄労働局(福味恵局長)は今年3月に県内高校を卒業した新規高卒者の求人倍率は1・84倍で統計のある2002年以来、過去最高だったと発表した。就職率(6月末最終値)は前年同期比0・1ポイント減の98・4%で、前年に次ぐ高水準だった。

 県外への就職率は同0・8ポイント増の99・8%、県内での就職率は同0・5ポイント減の97・7%だった。

 就職希望者数は同3・5%減の2085人。県内事業所への就職希望が同1・1%増の1447人、県外が同12・5%減の638人だった。

 求人数は同6・6%増の3830人。産業別では卸・小売業が738人と最も多く、次いで宿泊・飲食サービス業が724人、建設業が550人と続いた。職業別ではサービスが1108人と最多で、次いで生産工程が549人、販売が508人と続いた。

 就職者数は同3・6%減の2051人。県内事業所への就職は同0・6%増の1414人、県外への就職は同11・8%減の637人だった。就職希望者のうち、34人が未就職のまま卒業した。

 福味局長は「関係機関と連携し、就職が決まらなかった卒業者の就職支援に全力で取り組みたい」と述べ、那覇新卒応援ハローワークなどの利用を呼び掛けた。