加藤官房長官と沖縄 西銘衆院議員と初当選同期 名前も呼び捨ての間柄


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 官房長官の加藤勝信氏は自民党が政権に返り咲いた2012年以降、官房副長官や一億総活躍担当相、厚労相、党総務会長など一貫して重要ポストを歴任。安倍晋三前首相の信頼は厚く、政権の沖縄政策に関して目立った発言はないものの、菅内閣でも、これまでの路線に沿って対応するとみられる。

 直近は厚労相として、新型コロナウイルス感染防止対策で沖縄の感染急増の対処に当たった。元大蔵官僚で、1988~89年度にかけ沖縄電力の政府保有株の売却を担当している。

 出身派閥の竹下派には沖縄の議員もこれまで多く所属し、選挙応援やパーティーで度々沖縄入り。中でも西銘恒三郎衆院議員とは2003年衆院選の初当選同期で、年齢も近く「勝信」と呼び捨てされる間柄にある。