自衛官2人、連携プレーで交通事故に対応 負傷者の救護と交通整理


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
宮良政宏糸満署長から感謝状を受け取った東盛慎也さん(左)と鶴丸知子さん(中央)=11日午前、糸満署

 糸満署は11日、バイクと車の衝突事故で、負傷者の救護や現場の安全確保などに貢献したとして、いずれも陸上自衛隊第15高射特科連隊3等陸曹の東盛慎也さん(33)と鶴丸知子さん(27)に感謝状を贈った。

 2人は8月19日午前8時5分ごろ、糸満市照屋の県道250号で、2人が乗る公用車の前方を走行していたバイクと市道から県道に進入してきた自動車が衝突する事故を目撃した。

 2人はすぐに重傷を負ったバイクの運転手に駆け寄って容体を確認し、救急車を呼んだ。その後、車道の両側に立つなどして交通整理などを行い、事故の二次被害防止に努めた。バイクの運転手は回復に向かっているという。

 宮良政宏署長は「交通事故の発生後すぐに適切な措置をした。(自衛官としての)職責が行動に表れた」と2人をたたえた。東盛さんは「今後もしっかり救助に関わる訓練をしていきたい」と述べ、鶴丸さんは「人として自衛官としてこれからも県民の方を守っていきたい」と意気込んだ。