川崎でエイサー、7カ月ぶり勇姿!「マスクだから目力で」その瞳に涙 はいさいFESTA開幕


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ロゴ入りマスクで7カ月ぶりに演舞を披露した琉球舞団昇龍祭太鼓=19日、神奈川県川崎市の大型商業施設「ラチッタデッラ」

 【神奈川】沖縄の食や芸能が集まる首都圏最大級の沖縄イベント「はいさいFESTA2020」がシルバーウィーク初日の19日、神奈川県川崎市の大型商業施設「ラチッタデッラ」で始まった。エイサー演舞や沖縄出身のミュージシャンらによる野外フリーライブのほか、約40店のグルメ屋台や物販が展開する。22日まで。

 毎年ゴールデンウイークに開催され、多くの沖縄ファンを熱狂させるイベントだが、新型コロナウイルス感染拡大で延期されて開催された。会場ではアルコール消毒液やサーモカメラの設置、各会場に手洗い場も増設し、新しい生活様式の時代に沿ったイベント対策がなされた。

 初日にエイサー演舞を披露した琉球舞団昇龍祭太鼓はロゴ入りの黒いマスクで登場。シーサーも登場して観客を沸かせた。演舞を終えた伊志嶺利佳さんは「7カ月ぶりの演舞。緊急事態宣言が出たときは自宅で各自練習していた。皆さんの前で踊れてうれしい。今はマスクで顔が見えないから目力で頑張る」と目に涙をにじませた。

 最終日の22日にはガレッジセールのゴリさんの名前を冠し「クラブゴリッタ」として、横浜鶴見地域発信映画「だからよ~鶴見」の上映も予定されている。(山川夏子首都圏通信員)
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