県内のコロナ新規感染者は15人 沖縄県「順調に下がっているかというと疑問」


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 沖縄県は20日、新型コロナウイルスに新たに30~90代の男女15人が感染したと発表した。また、19日に発表した90代男性について「偽陽性」だったとして感染者から取り下げ、累計は2352人となった。18日から19日にかけて感染発覚が相次いでいる沖縄市で新たに5人の男女の感染が明らかになっており、県は感染経路の解明を急ぎ、注意を呼び掛けている。

 県によると、沖縄市では40代から70代の男女5人の感染が新たに明らかになり、このうち4人に別の感染者との接触が確認された。市中感染が広がっている可能性がある。糸数公保健衛生統括監は「感染経路をしっかり調べていく。沖縄市とも情報共有して対策を行っていく」と強調した。警戒レベル指標の引き下げには「昨日も今日も感染者数が2桁出ている。順調に下がっているかというと疑問だ」と指摘。連休中の感染者数の推移によって判断するとの見方を示した。

 人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は4・05人で、全国5番目だった。米軍関係者の感染状況の発表はなかった。