群馬県の高崎アリーナで22日に行われた体操の第50回全日本シニア選手権で、男子種目別跳馬に出場した安里圭亮(宮里中―興南高―福岡大出、三重・相好体操クラブ)が14・900点を獲得し、頂点に立った。同大会種目別跳馬での優勝は2017年以来、3年ぶり2度目。
安里が披露した技はDスコア(演技価値点)6・0のリ・セグァン。回転不足で着地と同時に前方へ倒れかけたが、右足を踏み出して体勢を保った。新型コロナ禍で体操も多くの試合が中止となり、今年初の全国規模の大会。今季初戦で結果を残した安里は「思っていたより技がうまくいかなかったが、(優勝は)ありがたく受け止め、また練習に励みたい」と話した。