沖縄の観光客数364万人に上方修正 OCVB20年見通し 「GoTo」東京発着増える兆し


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は24日、2020年の入域観光客数の見通しを364万6千人と発表した。8月に発表した361万人から3万6千人上方修正した。10月から「Go To トラベル」に東京発着旅行が追加されることなどから航空予約に増加の兆しがあり、緩やかながら回復の動きが強まると予想している。観光消費額は19年の7483億円から4910億円の減少となる見込み。

 一方で、新型コロナウイルスの感染が再拡大した場合は、10月以降の観光客数は月20万人台の推移にとどまると見ている。その場合の観光消費額の減少幅は5040億円と見込む。

 OCVBは今後の国内旅行需要の回復に向け、5億円規模の予算を投じて緊急誘客対策を実施する。玉城デニー知事のメッセージ動画の発信を強化するほか、直航便就航地でのキャンペーン実施などを展開する。感染が再拡大した場合は積極的なプロモーションは控えるという。