「コロナいじめ」13件 30日以上欠席は2083人 県教委調査


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 金城弘昌県教育長は25日の沖縄県議会代表質問で、新型コロナウイルスに関連したいじめの認知件数は小中高校で計13件だったと明らかにした。県教育委員会が4~8月に調査した。西銘純恵氏(共産)への答弁。

 県教委によると、小学校7件、中学校5件、高校1件のいじめが確認された。調査では認知件数のみを学校に聞いており、具体的な事例は把握していない。ほとんどの学校が全体集会や学年集会などで新型コロナに関するいじめ防止に取り組んでいるという。

 同期間中に30日以上欠席した児童生徒は、小学校684人、中学校1113人、高校286人の計2083人だった。感染不安などの訴えで学校長が30日以上の出席停止を認めた児童生徒は小学校36人、中学校42人、高校21人の計99人だった。

 金城教育長は「県教委としては、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等による教職員への支援も図りつつ、学習支援員、スクールサポートスタッフ等の追加配置を予定しており、今後も学校の支援に努める」と述べた。