名護高で「中高一貫」検討 県教育長「課題を整理」


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沖縄県庁

 北部地域への中高一貫校設置に関して、金城弘昌教育長は28日、県立名護高校への設置を検討していることを明らかにした。金城教育長は北部地域の市町村の教育委員会などが、中高一貫校設置におおむね賛成だったことを説明。「現在、名護高校への併設に向けて意見交換を行い、課題の整理等に取り組んでいる」と回答した。同日開かれた県議会の一般質問で末松文信氏(沖縄・自民)の質問に答えた。

 北部地域の人材育成や教育環境の整備を目的に、県教育委員会は3年ほど前から、北部市町村の教育委員会や関係機関などと、中高一貫校設置に向けて意見交換や懇談会を開催してきた。県教育庁総務課の担当者は「意見交換の段階で決定ではない。本年度からの意見交換で具体的な設置年度や学級数などを決めていく」と話した。