元日本公認会計士協会沖縄会会長 高嶺善包さん死去 76歳 鉄軌道導入求める市民運動けん引


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
高嶺善包さん

 元日本公認会計士協会沖縄会会長で、鉄軌道導入を求める市民運動にも取り組んだ高嶺善包(たかみね・ぜんぽう)さんが28日午後3時58分、パーキンソン症候群による呼吸不全のため那覇市の老人福祉施設で死去した。76歳。石垣市川平出身。元県議会議長の高嶺善伸さんは弟。

 告別式は10月1日午後2時から2時45分、浦添市伊奈武瀬1の7の1、いなんせ会館で。喪主は妻克子(かつこ)さん。

 高嶺さんは八重山高、琉球大商学科を卒業後、公認会計士・税理士として活動。那覇市代表監査委員を8年間務め、2001~04年に日本公認会計士協会沖縄会会長を務めた。

 2000年に発足した市民グループ「NPO・沖縄南北縦貫鉄道を実現する会」の会長として、沖縄本島への鉄軌道導入を求める20万5000人分の署名を集めるなど運動をけん引した。