沖縄、新たに19人コロナ感染 10日連続の2桁 家庭・会食で接触12人


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 沖縄県は5日、新たに10歳未満~70代の男女19人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数が2桁となるのは10日連続で、累計感染者数は2607人となった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は11・05人で、3日連続で全国最多。

 5日発表の感染者19人のうち、70代は2人だった。居住地別では那覇市が9人と半数近くを占め、豊見城市4人、南城、浦添、糸満の3市が1人ずつ、南部保健所管内が3人。推定感染経路はこれまでの感染者との家庭内や会食での接触などが計12人で、残りは調査中となっている。

 人の動きが活発となった、9月の4連休の影響について、県の糸数公保健衛生統括監は「直接的な影響はほぼ終了しているが、そこで感染した人から家族への感染はまだ続いている状況だ」と指摘した。

 10月最初の土日(3~4日)に大型商業施設のゲームセンターで多くの子どもや家族連れの姿があり、感染防止対策が不十分なまま遊んでいる様子が見られたという。「人混みに行くと感染する可能性があり、それが家庭内に広がることも注意し行動していただきたい」と呼び掛けた。