石垣市議のゴルフ場無断使用の損害金 監査請求は棄却 市民7人は提訴


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 【石垣】石垣市議会の与党市議が市有地をゴルフ場として無断使用していたことへの損害金算出に、安価な基準が適用されているなどとして、市民7人が住民監査請求した件で、市監査委員が請求を棄却したことが分かった。

 請求人は監査結果を不服として、那覇地裁に提訴した。原告が6日、会見を開き発表した。

 監査請求の棄却は8月28日付。提訴は9月26日付。訴訟では、市議が経営していたゴルフ場運営会社に、賃料相当損害金として579万円を請求することを市長に対して命じるよう求めている。

 原告は、行政財産である当該市有地における損害金を、市が普通財産の貸付料で算定したことについて、監査委員が根拠規定を示すことなく「妥当」と判断したなどとして、監査結果を批判した。