沖縄タイムス、不正受給の40代社員を懲戒解雇 社長ら全役員減給


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沖縄タイムス本社=那覇市久茂地

 沖縄タイムス社は8日、新型コロナウイルス給付金などの不正受給に関わったとして、同社総務局付の40代男性社員を懲戒解雇処分にしたと発表した。

 この社員は、持続化給付金や緊急小口資金、総合支援資金で職業を偽るなどして申請し、受給・融資を受けたとされる。本人が不正受給を認めたことから、この日の臨時取締役会で処分を決定したという。

 同社では報道機関の信用を大きく損なった経営責任として、武富和彦社長の月額報酬の20%を3カ月カットするなど、全役員の報酬をカットする。同社では「社会が公正・公平である上で大きな責任を担う新聞社として、読者や県民をはじめ多くの方々の信頼を裏切り、多大なご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます」などとするコメントを発表した。【琉球新報電子版】