沖縄からSDGs 各界の著名人がPR 曲はHY提供 JC作成の動画、きょう公開


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日本青年会議所(JC)沖縄地区協議会が作成したSDGsのPR動画で、目標17「パートナーシップで目標達成」を呼び掛ける県内著名人ら

 世界で取り組みが進むSDGs(持続可能な開発目標)への関心を高めようと、日本青年会議所(JC)沖縄地区協議会がPR動画を作成し、12日から動画サイトで無料公開する。楽曲はうるま市出身のバンドHYが提供し、玉城デニー知事を筆頭に県内著名人がボランティアで出演した。「多くの人に活用・拡散してほしい」と呼び掛けている。

 朝日新聞社や電通の調査によると、SDGsの認知率は2020年現在、全国で3割程度にとどまっており、周知が課題だ。JCは全国組織としてSDGsの推進に取り組む。沖縄地区協議会では発信力を持つ著名人の協力を得て、多くの人に関心を持ってもらえるように動画作りに着手した。

 動画ではHYのほかFC琉球の上原慎也選手、ファッションデザイナーの山内カンナさん、琉球ガラス職人で現代の名工の平良恒雄さん、喜劇役者の仲田幸子さんら各界の著名人16人・組が登場する。

 出演者は「沖縄のためになるなら」と無料出演を快諾し「具体的に何をするか悩んでいた。取り組む機会になった」と喜ぶ人もいたという。

 目標は県民の約20%に当たる30万人に届けること。JC沖縄地区協議会SDGs推進委員会の大城佑斗委員長は「企業・団体から動画を使いたいという相談もある。ぜひ拡散・利用してほしい」と呼び掛けた。動画はhttps://www.youtube.com/watch?v=WjCoQXMoSx0から。利用の問い合わせはSDGs推進委員会(電話)098(858)1110。