沖縄で新たに28人コロナ感染 1人死亡、宮古で2人陽性


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は9日、新型コロナウイルスに感染し入院中だった豊見城市の80代女性が死亡したと発表した。県内の死者は累計48人となった。県によると同日の新規感染者数は男女28人で、4日連続で20人を超えた。宮古島市では9月18日の発表以来となる感染者が出た。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は11・53人で、7日連続で全国最多となった。

 県によると、死亡女性は8月30日に検査で陽性が確認され、療養中だった。

 9日発表の新規感染者28人のうち、70代以上の高齢者は5人。居住地別では那覇市が半数の14人、宜野湾市と浦添市が3人ずつ、糸満市と宮古島市が2人ずつ、沖縄市と豊見城市が1人、南部保健所管内2人となっている。宮古島市の女性1人は陸上自衛隊員、沖縄市の男性は米軍嘉手納基地の従業員だった。

 感染経路が判明しているのは16人。内訳は家庭内7人、飲食や会食が6人、飲食を伴わない会合2、職場が1人だった。

 県内の感染者数の累計は2710人となった。

 また県は9日、県庁内の新型コロナウイルス感染症対策本部の40代の男性職員が感染したことを受け、同本部に勤務する職員51人にPCR検査を実施した結果、全員が陰性だったと発表した。