コロナで内定取り消された人を雇用 沖縄CO2削減協、正社員3人募集


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コロナ禍で内定取り消しになった人を対象に、正職員を募集する沖縄CO2削減推進協議会の瑞慶覧長臣代表理事(右)と花城和政営業局・電気管理局局長(左)=13日、那覇市辻

 沖縄CO2削減推進協議会(那覇市)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で内定を取り消された人を対象に、正職員3人を募集している。瑞慶覧長臣代表理事は「コロナ禍で困っている人に何かできないか考えた。他の企業にも広がるといい」と話した。

 同協議会は、省エネで建物のエネルギー消費量をゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)のコンサルティングなどを手掛けている。

 那覇市辻の同協議会で勤務し、省エネ相談や各種補助金申請などの業務に当たる職員を採用する。経験は問わず、採用後に業務に必要な知識などを学ぶ。

 2月に福岡県に九州事務所をオープンしたこともあり、当初は福岡県で4人を採用する予定だった。しかしコロナ禍で地元の就職状況が厳しくなる中で、福岡での採用を1人に減らし地域貢献のため県内で3人を採用することに決めた。

 問い合わせは同協議会(電話)098(988)6301。