沖縄でコロナ2人死亡 新たに20人感染 県、宮古島市に注意報を発信


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は14日、新型コロナウイルスに感染し入院中だった、南部保健所管内在住の70代女性と豊見城市在住の80代男性の2人が死亡したと発表した。県は80代男性について、クラスター(感染者集団)が発生した医療機関での院内感染の可能性があるとしている。県内の死亡者の累計は51人となった。同日の新規感染者は20代から90代までの男女20人だった。 

 県によると、死亡した70代女性は9月24日にPCR検査で陽性が確認されて入院し、10月10日に死亡が確認された。80代男性は10月6日に抗原検査で陽性が判明して入院し、11日に死亡が確認された。死因はいずれも調査中という。

 人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は9.47人で、12日連続で全国最多となった。宮古島市平良西里・下里地区の飲食店で、10月に入り感染者6人が確認されるなど感染が相次いでいる。県は14日、同地区や宮古島市を訪れる人に対し、県新型コロナウイルス感染注意報第3報を発信した。14日に公表された市町村別の内訳は那覇市6人、浦添市5人、沖縄市と糸満市で2人、豊見城市と南城市、名護市、宮古島市で1人。東京都から訪れた男性1人の感染も確認された。