沖縄でコロナ39人感染、8月以来の30人超


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は15日、新型コロナウイルスに新たに10代から90歳以上の39人が感染したと発表した。30人超の新規感染は8月30日の33人以来。県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部の又吉剛副参事は「那覇だけでなく、あちこちで散発的に発生している状況だ」と指摘し、今後の動向を注視する必要があるとした。

 新たに感染が確認された39人のうち、70代以上の高齢者は5人だった。16人は県内確定患者との接触が判明しており、会食・飲食が3人、家庭内感染8人、職場1人、院内感染3人、友人関係1人だった。院内感染3人は南部徳洲会病院の職員1人と患者2人で、同院の感染者は患者8人、職員5人の計13人となった。感染経路不明の「調査中」は23人だった。

 又吉副参事は新規感染者が30人を超えたことについて「これが一過性のものなのかどうかは、明日以降の動向を把握していかないといけない」とした。県は19日に定例の対策本部会議の開催を予定している。

 人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は、9.06人で東京と並んで全国最多だった。累計は2826人で、米軍関係の新規感染者はゼロだった。