沖大生、パラスポーツ「ボッチャ」で交流 障がい者スポーツ取得を支援


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沖縄大学のチャレンジスポーツ教室で交流試合を行った沖縄ボッチャクラブのメンバーと学生=10日、那覇市国場の同大学(提供)

 沖縄大学(盛口満学長)は10日、チャレンジスポーツ教室を同大で開いた。学生と沖縄ボッチャクラブのメンバーが参加し、パラリンピック正式種目となっている「ボッチャ」の交流試合を行った。

 同大は本年度後期から、中級障がい者スポーツ指導員の資格が取得できる新規科目を設置。資格を取得するためには講義の受講のほか、80時間の体験活動が必要となる。チャレンジスポーツ教室は講義と連動し、資格取得を目指す学生の活動機会確保も支援する。

 中級指導員は障がい者スポーツの振興の柱となる資格で、全国大会のスタッフが取得している。初級指導員は、地域で行われるスポーツを支援するボランティアが取得している。県内の大学で両資格を取得できるのは同大のみという。

 スポーツ教室は月1回、さまざまな団体を招いて開催する予定。講義やスポーツ教室を担当する福祉文化学科の中山健二郎講師は「沖縄の障がい者スポーツを盛り上げるために、大学と地域が一体となって取り組んでいく」と話した。