県内コロナ新規46人陽性 1人死亡


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は23日、新型コロナウイルスに感染し、入院中だった糸満市在住の90代女性が死亡したと発表した。県内の死者は累計58人となった。新たな感染者は46人で、40人を超えたのは8月28日以来となった。離島や自民会派県議団の視察でクラスター(感染者集団)が発生していることなどから、感染拡大が懸念されるとして、県はマスク着用など基本的な対策を徹底するよう改めて求めた。

 県によると、死亡した女性は今月6日にPCR検査で陽性を確認した。入院中の病院で院内感染したとみられるという。陽性確認後、症状が悪化し、22日に死亡を確認した。

 23日発表の新規感染者の推定感染経路は、接触者が27人、調査中が19人。204件の行政検査で14人、保険診療で32人の陽性が判明した。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は15・31人で、21日連続で全国最多となった。米軍関係者の新規感染者の報告はなかった。