プロ野球ドラフト ソフトB育成入り大城「プロへの夢、一歩近づいた」


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ソフトバンクに育成7位指名された宜野座の大城真乃=2020年7月、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇

 ソフトバンクから育成7位指名を受けた宜野座高の大城真乃(17)=宜野座村出身=は、新垣隆夫監督から報告を受け「まさか選ばれるとは思わなかった」と驚きを隠せず「大変貴重なことで素直にうれしい」と笑った。吉報を受けた後輩たちに胴上げされ、チームで喜びを分かち合った。

 インステップして投げるフォームが特徴的な左腕。今夏の県独自大会では最速130キロ台後半の直球を武器に力で押し、2試合連続の2桁奪三振をマーク。

 プロの壁は高いと、独立リーグへの道を探るつもりでプロ志望届を出した。思いもよらぬ指名に「プロは小学生からの夢。野球を続けながらいつかはという思いがあった。予想していなかったので家族の意見も聞いて決めることになると思う」と話した。その上で「行くなら支配下を目指してきつい練習を耐え抜き、頑張って上を目指していきたい」と意気込みを語った。


 おおしろ・しんの 投手、左投げ左打ち。2002年11月24日生まれ、宜野座村出身。170センチ、70キロ。松田小―宜野座中―宜野座高。