沖縄県内の倒産10月は5件 前月より4件増 帝国データ集計


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
           那覇市街

 帝国データバンク沖縄支店は6日、10月の県内企業倒産集計(負債総額1千万円以上)を発表した。件数は前月比4件増の5件で、負債総額は同9.1倍の3億6500万円だった。

 倒産企業のうち、SEVENRESORTS(本部町)はコテージタイプのホテルを本部町で運営していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大で外国人観光客が減少したことなどから破産に至った。同支店によると、手続き中を含めコロナ関連倒産は5例目。

 観光客数が増加したことや、産業まつりなどのイベントが開催されたことなど経済活動が活発化しつつあることを受けて、10月の県内企業の景気業況判断指数(DI)は9月から3.3ポイント改善し、37.4となった。先行き見通しDIも全ての指標で改善した。