沖縄、新たに18人コロナ感染 県「情報なければ対策取れない」 感染追跡調査に協力要請【11月10日朝】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は9日、新たに10歳未満から80代の男女18人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は3536人となった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は10・84人で、全国で2番目に多かった。

 感染者の行動歴や接触者を調べる積極的疫学調査に非協力的な人が散見されるとして、県は「情報がなければ対策の取りようがなく、感染が知らないうちに広がることもある。保健所の調査にぜひ協力いただきたい」と呼び掛けた。

 新規感染者のうち、11人は感染者との接触による感染で、内訳は家庭内感染6人、職場3人、友人を介した感染1人、調査中1人だった。残りの7人は感染経路不明の「調査中」。居住地別では那覇市7人、宜野湾市3人、南部保健所管内と浦添市、糸満市が各2人、うるま市と沖縄市が各1人。

 米軍関係は8日、キャンプ・ハンセンで新たに1人の感染が確認され、累計432人となった。