地域

半年ぶりに修学旅行生が戻ってきた 東京の高校生がコザでリアルな基地問題を学ぶ

英語の看板が立ち並び、リアルな基地問題を研修した和光高校の修学旅行生=10月15日、沖縄市胡屋のゲート通り

 【沖縄】コザの街にも修学旅行生が戻ってきた。コロナ感染症の拡大防止を受け、4月以降中断されていた修学旅行や団体客の受け入れが10月から沖縄市でも始まった。

 その第1号となったのは東京都町田市の和光高校。10月15日、2年生27人が訪れ、米軍嘉手納空軍基地の展望、英語看板があふれ異国情緒漂うゲート通りや市戦後文化資料展示室・ヒストリートなどを見学した。またロック歌手の宮永英一さんの講話とライブを満喫し、基地問題とリアルに共存するチャンプルー文化発信地の沖縄市の実情に触れた。講話後に生徒から基地の賛否を問うシビアな質疑も上がった。宮永さんは「コザ市内のロックライブは、ベトナム戦争から帰還した米兵の魂のやすらぎの空間になったのは間違いない」と強調した。

 同校は選択授業で基地問題研究があり、1996年から01年を除いて毎年沖縄を訪れているが、基地の街・沖縄市を訪れるのは初めて。ロックと基地の関わりを描いたNHKの番組に興味を持ったのがきっかけという。前日は辺野古基地建設反対運動の現場も訪れた。

 翌週は神奈川県からも高校の修学旅行生が訪れた。沖縄市観光物産振興協会の担当スタッフは「23年間も沖縄を訪れている和光高校が沖縄市まで足を運んだことの意義はとても大きい。修学旅行、団体客が徐々に回復しつつあるのでコロナ対策に万全を期して臨みたい」と期待を込めた。
 (岸本健通信員)



関連するニュース







  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス



  • 会員制サービス






  • 他のサービス