沖縄で新たに25人がコロナ感染 飲み会なども要因


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は10日、新たに10歳未満から90代の男女25人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者数は3561人となった。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は11・19人で、全国で2番目に多かった。

 新規感染者のうち、12人は感染者との接触による感染で、家庭内感染8人、飲食関係3人、職場1人だった。残り13人は感染経路不明の「調査中」。

 職業は飲食業、接客業、介護従事者、県職員など。

 年代別では、40代が最も多く7人、20代が5人、50代3人、90代、60代、30代、10代が各2人、80代と10歳未満各1人。

 市町村別では、那覇市と浦添市で各7人、南部保健所管内3人、石垣市2人、南城市、宜野湾市、うるま市、糸満市、宮古島市、北部保健所管内で各1人。

 県は先月26日に「沖縄コロナ警報」を出し、県民と事業者に感染防止策の徹底を呼び掛けているが、県新型コロナウイルス感染症対策本部総括情報部の又吉剛副参事は「少しずつ落ち着いてきたがまだ市中での飲み会などで感染がある。警報は続けていく必要がある」と述べた。米軍関係者の新規感染の報告はなかった。