MICE施設、官民で推進 与那原・西原のまちづくり説明会


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県からMICE施設周辺のまちづくりについて聞く参加者=10月27日、与那原町東浜の沖縄女子短期大学

 【与那原】与那原町東浜、西原町東崎の中城湾港マリンタウン地区で計画されている大型MICE施設と同施設周辺のまちづくりに関する住民説明会(沖縄県、東海岸地域サンライズ推進協議会主催)が10月27日、与那原町東浜の沖縄女子短期大学で開かれた。

 県はこれまで一括交付金を活用してMICE施設を建設する方針だったが、同交付金が活用できなくなり、6月に新たな方針として行政と民間が連携して公共サービスを提供する「パブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP)」の手法で事業化することを打ち出した。説明会には69人が訪れ、MICE施設の新たな基本計画の概要や「スマートシティー」「ウォーカブルシティー」など、MICE施設周辺のまちづくりなどについて説明した。

 与那原町の照屋勉町長は「国内外から訪れた人と町民が共ににぎやかで潤いのある町だと思うためのまちづくりを目指していきたい」と話した。

 会場からはMICE施設の事業費用や施設の着工、供用開始の日程などの質問が上がった。供用開始について県の担当者は「具体的な着工予定日や供用開始の日程について来年2月までには公表できるようにしたい」と答えた。

 説明会は10月28日に西原町さわふじ未来ホールでも開かれ、78人が参加した。