【動画あり】沖縄最強牛は王冠(くらうん)に輝く 秋の全島闘牛大会シーの1番


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秋の全島闘牛大会シーの1番で、力強く角を合わせる王冠(右)と邁進龍=15日午後、うるま市石川ドーム(又吉康秀撮影)

 【うるま】沖縄闘牛界最大のイベント、第113回秋の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、共催・琉球新報社)の2日目が15日午後、うるま市の石川多目的ドームで開かれた。県内最強牛を決める沖縄全島一優勝旗争奪戦では、王冠(くらうん)と邁進龍(まいしんりゅう)が闘い、19分44秒の激闘の末、王冠が勝利した。

 沖縄全島一は序盤から激しい角の突き合いを見せた。攻撃をうまくかわしていた邁進龍は終盤、リングのコーナーに押し切られ、最終的には戦意喪失し、敗退した。王冠が初防衛を果たした。会場はこの日、一番の盛り上がりを見せた。

 全10試合が行われ、うち1試合は牛が出場辞退したため不戦となった。新型コロナウイルス感染症対策のため、観客数は1280人に制限され、会場ではマスク着用と手指消毒が呼び掛けられた。

 観客は大きな声援が出せない状況だったが、各試合の勝負が決着しそうになると会場からは思わず「おー」「行けー」と声が漏れた。

 同大会では、会場で観戦できない人のためにオンライン配信もあった。