又吉健斗が念願の全国タイトル 又吉夢奈は2位 トランポリン全日本年齢別選手権


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タンブリング競技オープンの部で優勝した又吉健斗(右)、ダブルミニトランポリン競技13~14歳の部で準優勝した又吉夢奈(提供)

 トランポリンの第7回全日本タンブリング・ダブルミニ競技年齢別選手権最終日は15日、静岡県の静岡産業大学第2スポーツセンターで行われ、男子タンブリングオープンの部で又吉健斗(具志川東中―静岡・磐田東高―静岡産業大、同大クラブ)が64・700点で優勝した。女子ダブルミニトランポリン13~14歳の部で又吉夢奈(具志川東中、ケンケン体操・トランポリンクラブ)が58・900点で2位だった。

◆悲願のV達成も「悔しさ大きい」/又吉健斗

 又吉健斗(静岡産業大クラブ)が悲願の優勝を達成した。日本代表でエースと目されながら全国では勝ちに恵まれず「ずっと2位だった。やっとタイトルを取れた」と喜びをかみしめた。

 連続の跳躍中にひねりを加えた宙返りを2度決めるという、国内では又吉しかできない演技構成で決勝に挑戦した。しかし、1回目でミスをして3位に。「自分の演技をやりきろう」と、2回目を完璧に終え、逆転勝利した。

 ただ、64・700点と予選より大きく点数が下がり「まだもっといけた。悔しさが大きい」と納得しなかった。

 コロナ禍でおよそ半年前から練習が再開。「体を戻すのに必死だった」という。来年3月に前回大会で2位だった全日本選手権に出場する予定だ。「日本一を取る」と意気込んだ。

◆着地動いてしまった

 ダブルミニトランポリン13~14歳の部で準優勝の又吉夢奈の話 連覇が懸かっていて本当は1位になりたかった。着地で1歩動いてしまった。次の全日本選手権では難度の高い技を増やして、完璧な着地で優勝したい。


 【男子】

▽タンブリングオープンの部予選 (1)又吉健斗(静岡産業大ク)68・100(33・200、34・900)

▽同決勝 (1)又吉健64・700(29・500、35・200)

 【女子】

▽ダブルミニトランポリン13~14歳の部予選 (1)又吉夢奈(ケンケン体操・トランポリンク)58・500(29・300、29・200)

▽同決勝 (2)又吉夢58・900(29・200、29・700)