サトウキビからマスク作りました 肌さわりさらっと環境にも◎ JTA機内などで販売


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日本トランスオーシャン航空(JTA)の機内などで販売されている、サトウキビの搾りかすバガスから作られたオリジナルマスク=19日、那覇市

 日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)とJALJTAセールス(那覇市)は、1日からJTA機内などで、サトウキビの搾りかす「バガス」を原材料にした生地で作ったオリジナルマスクを販売している。バガスを使ったかりゆしウエアなどを製造するRinnovation(リノベーション、東京)が製造した。

 宮古島のサトウキビを搾った後のバガスを粉末状にし、バガス粉末を30%配合した和紙に加工。和紙を細かく裂いてより合わせた糸を、マスクの横糸に用いている。リノベーションの直営店「SHIMA DENIM WORKS」(浦添市)の富井岳店長は「けば立ちがなく、肌触りがさらっとしている」とマスクの特徴を説明する。和紙糸は消臭効果に優れており、吸水性、速乾性も良いという。洗濯して繰り返し使用することができる。

 機内販売では、月間150枚の販売目標に対して18日までに約200枚が売れた。JALJTAセールスの伊集朝也商事部部長は「予想以上に好評だ。今後も環境に優しい商品を、沖縄の素材を使って作っていく」と話す。

 税込み2200円。機内販売のほか、JALJTAセールスの空港売店3店舗や、ウェブサイト「Coralwayショッピング」でも販売している。