常勤副管理者の宿舎貸与、実態調査へ 那覇港議会特別委


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 那覇港管理組合議会の那覇港湾調査研究特別委員会(委員長・又吉謙一浦添市議)は19日、所管事務調査として、常勤副管理者への宿舎貸与の実態について調べることを決めた。2019年度の組合の一般会計歳入歳出決算を質疑する19日の本会議で、奥間亮那覇市議が「調べた限りでは、副知事や県内の副市長には住宅の借り上げ貸与はない」とした上で、「県民の理解が得られるのか」などと質問した。組合によると、常勤副管理者は組合が借り上げた家賃数万円のアパートに住んでいる。

 奥間氏は「(常勤副管理者に)民間の住居を借り上げて貸与していると思うがなぜ住居手当(の支給)ではなく貸与なのか」「借り上げと住居手当では組合経費としてどちらが多いか」などと質問した。組合側が答弁に窮していると、奥間氏は答弁を求めず本会議終了後の調査研究特別委で、所管事務調査を要求した。

 組合によると、常勤副管理者の田原武文氏の自宅は組合のある那覇市の遠方にある。田原氏は組合が借り上げたアパートに住んでおり、家賃の一部を使用料として支払っているという。