コロナ感染源、飲食・会食が4割 7月の「第2波」以降の沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県は24日、新型コロナウイルス感染症の7月の「第2波」から今月半ばまでに感染した3691人の推定感染源を公表した。感染源が判明した3131人のうち、「接待を伴う飲食」と「会食」が約4割を占めている。

 県がまとめた推定感染源では、7月8日から11月18日までに感染が判明した3691人のうち、3131人が感染者との接触による感染だった。このうち、接待を伴う飲食や会食の合計は1271人で割合は40・6%に上った。「家庭」が28・2%、「職場」が11・8%と続いた。

 月別の推定感染源の割合は、7月に飲食・会食が63・2%を占め、8、9月に割合はいったん下がるが、10月に上昇に転じ、11月に53・5%となった。県の糸数公保健衛生統括監は、7月の4連休でキャバクラに行った人の間で感染が拡大し、10月以降は、職場の飲み会の2次会でスナックに行くなどして感染が拡大していると説明した。

 医療・介護は8、9月に15%程度だったが、11月に3・8%まで低下した。糸数統括監は県の対策本部内に「クラスター支援班」を設置し、福祉施設やデイサービスで感染者が出た場合に迅速に対応した効果が出たとの見方を示した。