親子で野菜植え付け…カレーに入れたいな 八重瀬、65人参加


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農業体験でジャガイモ、タマネギ、ニンジンを植え付ける親子=22日、八重瀬町安里

 【八重瀬】親子で野菜の植え付けから収穫まで体験してもらう食育活動「親子農業体験 in りゅうちゃんファーム」(琉球新報八重瀬販売店会企画)が22日、八重瀬町安里で開かれた。午前、午後の両部に計20組65人が参加した。子どもたちはカレーの材料となるジャガイモ、タマネギ、ニンジンを家族ごとに割り当てられた畑に植え付けていった。

 体験は兼業農家で琉球新報東風平一販売店店主も務める比嘉義文店主(63)をはじめ八重瀬店会店主たちが実演を交えて指導。子どもたちは3種それぞれで異なる植え付けのこつを熱心に聞き、実演の手元を真剣に見つめていた。

 高良英樹ちゃん(4)、英誉(ひでたか)ちゃん(3)兄弟=那覇市=は父篤史さん(42)、母優子さん(39)と参加。カレーが大好物で前日から友達に「畑に行く」と自慢していたという英樹ちゃんは「ジャガイモも玉ネギもニンジンも(植え付けは)難しくなかった」と胸を張った。

 篤史さんは「コロナ禍でなかなか外に出られない中、家族でそろってできることをしたかった」と話し、子どもたちは「お水をあげて大きく育てたい」と笑顔で話していた。

 収穫は2021年2月ごろを予定している。