米兵の飲酒運転後絶たず…酒気帯び運転疑いで逮捕、30日間で10人


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 沖縄署は29日、北谷町美浜の国道58号で酒気を帯びた状態で車を運転したとして、米陸軍トリイ・ステーション所属の3等軍曹(31)を、道交法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕した。3等軍曹の呼気からは基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)の約1・5倍のアルコールが検出された。

 米兵を巡っては、この1カ月で強盗や傷害、酒気帯び運転などの疑いで摘発者が相次いでいる。県が米軍などに抗議して綱紀粛正を求める中でも、米兵による飲酒運転は後を絶たない。県警によると、10月31日から今月29日までの30日間で、米兵の酒気帯び運転容疑の逮捕者は、少なくとも10人に及ぶ。

 逮捕容疑は29日午前5時半ごろ、北谷町の国道で酒気帯び運転をした疑い。3等軍曹は方向指示器を出さずに国道に進入した。巡回中の警察官が職務質問した際、酒の臭いがしたという。3等軍曹は現場で「アルコールは抜けたと思った」などと話しており、その後容疑を認めている。