社会

PFAS汚染疑いの土砂13トンを公園の池から撤去 宜野湾市 対応文書作成せず

わかたけ児童公園から搬出される土砂=29日午前10時34分、宜野湾市真志喜

 【宜野湾】有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)が高濃度で検出された、沖縄県宜野湾市管理の「わかたけ児童公園」(市真志喜)の池で29日、池にたまった土砂約13トンの撤去作業があった。土砂はPFASを含む恐れがあり、関係法令にのっとって処分するという。一方、環境調査団体インフォームド・パブリック・プロジェクト(IPP)によると、市がPFASの対応文書を作成しないまま処分作業を進めているという。

 PFASを含む土砂の処分は産業廃棄物処理法などに基づく必要がある。市施設管理課は今回の撤去作業を「定期的な清掃」としPFASとは直接関係ないとしている。作業は11月上旬から始まり、29日午前までに公園から土砂を撤去した。一部に草も含まれていた。費用は公園の指定管理者の委託料でまかなう。関係者によると、土砂や草は県外で焼却処分される。池は12月10日まで清掃する予定。

 IPPの河村雅美代表によると、撤去作業に関する市の対応文書が情報公開請求で「不存在」とされた。河村代表は「現場を早急に安全な状態にしたい意図は理解するが、PFAS汚染という大局でどのような対処が適切かを考えるべきだ」と指摘する。「(文書がないと)搬出土壌の状態も分からず、処理の仕方が適切か評価できない。市の判断根拠は不明で、(文書などの)記録がないことは問題だ」と疑問視した。

 わかたけ児童公園では、公園内にある池の水を取り込んでいた湧き水「シチャヌカー」から県調査で高濃度PFASが検出された。6月に注意看板を設置して、湧き水からの取水は停止した。今後の対応は未定となっている。



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