米軍ヘリ部品落下3年「状況は何も変わっていない」 緑ヶ丘保育園が東京とオンライン交流


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東京とのオンライン集会に参加する(左から)緑ヶ丘保育園の神谷武宏園長と与那城千恵美さん、宮城智子さん=7日午後7時すぎ、宜野湾市野嵩の同園

 【宜野湾】宜野湾市野嵩の緑ヶ丘保育園に米軍機の部品が落下した事故から3年となった7日、東の人たちと園側がオンラインで交流する集会が開かれた。園からは神谷武宏園長や保護者らが参加し「3年前と状況は何も変わっていない。子どもたちの安全安心な環境を考えてほしい」と訴えた。

 集会は「改憲・戦争阻止!大行進実行委『チーム緑ヶ丘1207』支援プロジェクト」が主催した。神谷園長は米軍機が飛行ルートを守らないことを報告した。緑ヶ丘の落下から6日後の13日、市立普天間第二小学校に米軍機の窓枠が落下したことに触れ「1週間でありえないことが立て続けに起こった。つらくなる」と吐露した。

 神谷園長は、F15戦闘機が7日に米軍普天間飛行場から離陸した時、園内で耳をふさぐ子どもたちの様子も動画で紹介した。保護者らでつくる「チーム緑ヶ丘1207」代表の宮城智子さんと書記の与那城千恵美さんも参加し「子どもたちは毎日危険にさらされている。私たちは子どもたちの命と環境を守りたい」と強調した。東京の参加者らは「こちらでも声を上げるようにしたい」などと応じた。