浦添市長選出馬 伊礼市議に要請 市民有志「軍港移設止めて」


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市民から浦添市長選への出馬要請を受ける浦添市議の伊礼悠記氏(右)=8日、同市のアイム・ユニバースてだこホール多目的室

 【浦添】来年2月7日投開票の浦添市長選で、玉城デニー知事を支持する「オール沖縄」勢力のうち、共産、社民、社大の革新3政党が擁立へ向けて調整している浦添市議の伊礼悠記氏(37)が8日、同市のアイム・ユニバースてだこホール多目的室で市民有志からの出馬要請を受けた。伊礼氏は「気持ちをしっかり受け止めて検討させていただきたい」と答えた。

 要請したのは、「浦添西海岸の未来を考える会」など市内外の市民団体や市民有志でつくる「浦添市の希望ある未来をつくる市民の会準備会」(仮称)。同日は20団体から50人超が駆け付け、伊礼氏に対し「市長になって那覇軍港の浦添移設を止めてほしい」などと要望した。

 伊礼氏は「こんな貴重な(浦添西海岸の)海を埋め立てて軍港を造らせるのを許すわけにはいかない」と述べ、那覇軍港移設に改めて反対の立場を示した。

 市長選に向けては、3期目を目指す現職の松本哲治氏(53)が出馬を表明している。