琉球銀行本店が東町の那覇ポートビルで業務開始 建て替えで一時移転 本部機能を集約


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本店ビルの仮移転オープンを記念してテープカットする琉球銀行の川上康頭取(中央)ら=14日、那覇市東町

 琉球銀行(川上康頭取)は14日、沖縄県那覇市東町に完成した那覇ポートビルでの営業を開始した。那覇市久茂地の本店ビルの建て替え工事に向けて、本店と本部機能をポートビルに一時移転し、仮本店としてオープンした。

 仮本店での営業開始に当たり、川上頭取は「全ての本部部署を仮本店に統一したことで、業務の効率化とコミュニケーションの向上が期待できる。精いっぱいお客さまにサービスを提供していきたい」とあいさつした。

 那覇ポートビルは9階建てで、1階の本店営業部ロビーは全ての窓口を、座って手続きができるローカウンターとした。旧本店にはなかった貸金庫も220個が設置されている。琉球リース総合ビルに入居していた人事部、監査部、総務部、事務統括部も含めて全ての部署が仮本店内に入っている。

 オープンを記念して式典を開き、来賓の城間幹子那覇市長は「周辺地域にヒト、モノ、コトが集まり、地域一帯に新たな価値が創造されることを大いに期待している」と話した。

 久茂地の旧本店は2021年1月に解体工事が始まり、同12月に新本店ビルの着工を予定する。完成は25年の見込みで、銀行のほか三菱地所グループが運営する「ロイヤルパークホテルズ」も入居する。