ジューシー配って高齢者の安否確認も 沖縄市登川自治会、20年継続の交流


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地域の高齢者50食分のジューシー宅配の準備をするかりゆし福祉会のメンバーら=16日、沖縄市登川自治会

 【沖縄】沖縄市登川自治会は16日、地域の高齢者を対象に50食分のジューシーを宅配した。かりゆし福祉会が主催した。同福祉会は、自治会、沖縄市社会福祉協議会、民生委員、地域ボランティアを中心に30人で活動し、月に1度、地域で気になる家庭や、高齢者、コロナ禍での対策など、情報交換会を開いている。ジューシーの宅配は年に3回(6月、9月、12月)あり、約20年継続して行っている。(岸本新通信員)

 登川自治会長の屋宜宣芳さんは「たくさんの人々の協力があり、20年も継続していることに、とても誇りに思う。ジューシー宅配をすることで、安否確認にもなり、地域の人たちとの交流を深めることにもつながっている。高齢者も毎回ジューシー宅配を楽しみにしているので、今後も継続していきたい」と語った。

 ジューシーを受け取った高齢者は「待ちかんてぃやたん(待ちわびていたよ)。いつもありがとう」と笑顔で話し、感謝の気持ちを述べた。また届け先で「せっかく来たから休んで行ってね」と、おもてなしをする姿も見られた。

 かりゆし福祉会のメンバーは「人と人との温かみある活動が何より大切。寒い冬を乗り越えるために、これからも地域のために活動を続けていきたい」と話した。