「100年後にもコザの風景を」 紅型作家の金城宏次さんがホテル客室で展示


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客室展示作品を説明する金城宏次さん=13日、沖縄市のトリップショットホテルズ・コザ

 【沖縄】沖縄市在住の紅型作家・金城宏次さんの現代アートエッセンスを加えた紅型作品「コザシリーズ展示会」(BOND okinawa主催)が13日、中央パークアベニューの街ホテル「トリップショットホテルズ・コザ」の三つの客室で開かれた。3室は元バーやキャバレーを客室にした宿泊施設で、同じ世界観を持ったコザのストリートをモチーフとした作品と空間のコラボ企画。

 10組の招待来場者に金城さんが作品の説明を行い「作品の実物を見たいという方に対し、コザの風景を100年後に残したいという意図を理解してもらった」と述べた。同ホテルを運営するファンファーレ・ジャパンの島袋武志代表は「このような企画は定期的に行う予定で、金城氏の作品と客室からコザの魅力も伝えることができたらと考えている」と話した。

 同展示会は1日限定だが、コザシリーズの作品3点は、トリップショットホテルズ・コザのフロントである「プレイヤーズ・カフェ」で常設展示販売している。
 (喜納高宏通信員)