沖縄で新たにコロナ感染58人 12月で最多 【12月31日正午時点の暫定値】


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は31日、正午現在の暫定値として、県内で新たに男女58人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が50人を超えるのは12月12日以来で12月で最多となった。累計の新規感染者数は5365人。

 県は直近の特徴として、県外旅行客や帰省や旅行帰りの県民が発症する事例が相次いでいると分析している。12月29日までの直近1週間でこのケースに当てはまる感染者は30人で、30日発表の感染者の中にも13人いた。

 クラスター(感染者集団)の発生も続いている。12月30日には東京から来県したグループや県内の空手道場、那覇市内で忘年会に興じた20代の同級生10人の3例を県がクラスターと認定した。

 年末年始の休み期間を前に、玉城デニー沖縄県知事は12月28日の記者会見で、改めて感染防止対策の徹底を県民に周知した。会食会合は「4人以下2時間以内」とし、午後10時までの解散を順守するよう強調している。帰省や旅行で来県する人にも同様の対策徹底を求めている。