written by 金良孝矢(中部報道部)
新年を迎え、建築から約半世紀たった中城村役場が新しくなった。駐車場が増え、吉の浦会館など複数の公共施設が近くなり、村の拠点として活用が期待されている。職員や来庁者の顔も、新庁舎にわくわくしているように見える。
最上4階は議会議場がある。以前の議場は雨漏りがあり、一部壁の剥離もあった。一転、新議場はピンク色の絨毯(じゅうたん)が敷かれ、窓から太陽光が入り明るくなった。議場より高い位置にあった傍聴席は低くなり、車いす用スロープが設けられた。さらに開かれた議会を目指すという。
中城は次年度から議会のネット中継を目指す。ネット環境があればどこからでも傍聴できるようになりそうだが、傍聴席に誰もいないのはやはり寂しい。
議会は選挙で選ばれた議員が地域の課題解決のため、自治体の執行部に提案したり問いただしたりする大事な場だ。コロナ禍で傍聴に行きづらい面もあるが、まだ傍聴体験のない方は、ぴかぴかの傍聴席で議会を見てみませんか。執行部と議員はいつも傍聴席を気にしており、傍聴人がいることで議場に緊張感も増す。次回定例議会は3月に開かれる。
(宜野湾市、中城村担当)
ゆんたくあっちゃー 県内各地を駆け回る地方記者。取材を通して日々感じることや裏話などを紹介する。