年末年始の親族集まりでクラスター3例 同級生のカウントダウン、職場納会、保育園も


この記事を書いた人 Avatar photo 宮里 努
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 年末年始の会食によるクラスター(感染者集団)が相次ぎ、県のクラスター認定は94例となった。県によると、15日発表の5例のうち、3例は本島内の親族の集まりによる集団感染だった。1例は15人、2例は各14人が感染した。集まりに県外から帰省した人が含まれていたのが2例、親族の集まりが複数あったのが1例だった。

 県の糸数公保健衛生統括監は「年末年始に帰省した人も含めて多人数による食事で流行が広がった典型的なパターンだ。普段の家族以外も含めた食事はリスクがある」とし、少数での食事を呼び掛けた。

 このほか、カウントダウンをしようと12月31日から1月1日にかけて集まった同級生の10代男性5人の感染、那覇市内の事業所で12月29日に社外の人も含め30人程度で開いた納会で7人の感染が確認された。1次会の後にスナックに行き、長時間飲酒したという。

 那覇市も15日、市内の認可保育園でクラスターが発生したと発表した。同日午後1時現在、職員4人、園児1人の感染が確認されている。市内の就学前教育保育施設でのクラスターは4例目。同園は6日から9日まで休園、一部のクラスは12~14日も休業した。15日から全クラスが再開した。