陸自成人式に4市町長が初の祝辞　那覇・沖縄・南城・八重瀬

　陸上自衛隊第15旅団は15日、新成人の隊員を祝う式典を催した。城間幹子那覇市長ら駐屯・分屯地が所在する4市町長が、ビデオメッセージで祝辞を寄せた。旅団によると、自衛隊の成人祝賀行事で地元首長が祝辞を述べるのは1972年の創設以来、初めて。

　新成人は県出身者39人を含む85人。演習などのない約40人が参列した。那覇市、沖縄市、南城市、八重瀬町が首長のビデオメッセージを送り、うるま市は電報を送った。式辞を述べた那覇駐屯地司令の嶋本学1等陸佐は「地域の一員であるということを改めて自覚し、地域に貢献できる成人となってほしい」と呼び掛けた。