【動画付き】陸上自衛隊の水陸機動団とは? 


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ボートから上陸する訓練を行う米海兵隊員と陸上自衛隊の水陸機動団=2020年2月9日、金武町の金武ブルー・ビーチ訓練場(又吉康秀撮影)

 陸上自衛隊で尖閣諸島をはじめとする南西諸島の離島防衛を担う中核部隊。離島作戦の能力向上に取り組んでいた西部方面普通科連隊を母体として2018年3月に発足した。拠点は長崎県の相浦(あいのうら)駐屯地にあり、団全体では約2400人態勢。

 輸送機オスプレイや水陸両用車「AAV7」、ボートによる上陸、戦闘機や護衛艦の支援を受ける陸海空の統合作戦の訓練を続けている。上陸作戦を主な任務とする米海兵隊になぞらえ「日本版海兵隊」とも称され、国内外で米軍と共同訓練を重ねている。

 昨年1~2月に金武町の米軍ブルービーチ訓練場や沖縄近海で共同訓練が行われ、その様子は報道陣にも公開された。今月28日から2月6日にかけて陸上自衛隊が米軍ブルービーチ訓練場で米海兵隊や海軍と実施する共同訓練にも参加する。