陸自那覇駐屯地の隊員6人がコロナ感染 宮崎での演習に参加【1月29日朝】


この記事を書いた人 Avatar photo 上里 あやめ
新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 【東京】陸上自衛隊は28日、那覇駐屯地に勤務する隊員6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち5人は、18日以降に宮崎県の霧島演習場で行われた演習の参加者という。宮崎県は28日、クラスター(感染者集団)に認定した。5人は宮崎県の演習場内で隔離された。1人は沖縄県内の宿泊施設で療養中。

 那覇駐屯地では19日以降、16人の感染が公表されている。陸自によると、うち11人が宮崎県での訓練参加者だったという。陸自では福岡駐屯地や函館駐屯地でクラスターが発生するなど、全国的に感染者が増えている。

 陸自では陽性者が出た場合、隔離の対象を、保健所が指定する濃厚接触者よりも広い範囲で指定するなど、感染拡大防止に努めていると説明。移動を伴う演習を行う際には「演習参加前の健康観察や体調管理に万全を期する」とした。