
【東京】沖縄での日米共同訓練の参加規模縮小を発表した陸上自衛隊は31日夕、いったんは取りやめると発表した着上陸訓練を、一転して実施すると発表した。
31日昼の発表では、トラブルが発生して海自輸送艦「おおすみ」の訓練参加が中止となったため訓練参加の規模を縮小していた。そのため陸自水陸機動団の偵察用ボートも準備が整わないため着上陸訓練自体を取りやめるとしていたが、発表内容を修正し、陸自ヘリを使って訓練することとした。
取りやめとなる訓練は、陸自ヘリによるおおすみへの発着艦、海自のホーバークラフト型揚陸艇「LCAC」による物資輸送や米艦艇とのクロスデッキ(相互乗艦)など。
一方で陸自ヘリによるヘリボーンや米艦艇への発着艦訓練などは実施する予定だ。
陸自側の参加人数は当初の約230人から数十人規模に縮小となる。