地域

日本一早い!キーツマンゴーを読谷で収穫 濃厚な甘みと分厚い果肉

大ぶりのキーツマンゴーを手に笑顔を見せる鈴木勇さん(左)と浅野雄一さん=1月28日、読谷村高志保

 【読谷】農業生産法人大地のめぐみ(小林文男代表)が沖縄県読谷村高志保のビニールハウスで育てているキーツマンゴーが、収穫の時期を迎えている。キーツマンゴーは完熟しても赤くならず緑のままで、濃厚な甘みと分厚い果肉が特長。通常の収穫時期は8月下旬から9月だが、同法人は土壌改良や独自に配合したオリジナルの肥料を使うなど研究を重ね、約5年前から「日本一早いキーツマンゴー」として販売している。2月上旬の出荷に向け、生産者は急ピッチで準備を進めている。

 「人の顔くらいの大きさがあるよ」。技術顧問の鈴木勇さんは1.5キロ以上ある大粒の果実を持ち上げ、笑顔で語る。読谷村の土は生産に最適とは言えないが「せっかく作るなら地元の土を」との思いから、肥料担当の浅野雄一さんや上江洲透さんと共に試行錯誤を重ね、生産に好ましい環境を作り上げてきた。今年の出来も良好だといい、鈴木さんは「販売される商品の糖度は16度以上」だと胸を張る。

 昨年、うるま市のうるマルシェで委託販売したところ、大好評だった。今年は同マルシェが買い取り、県外の百貨店などでも初めて販売する。通常のマンゴーの数倍の価格で取引されるという。うるマルシェ農産担当の前門秀世さんは「果物本来のおいしさはもちろんだが、『日本一早い』という切り口も面白い」と述べ、今後、県外での需要も増えていく可能性があると太鼓判を押した。

 例年、収穫する量は20~40個ほど。鈴木さんは「まだまだ生産量が少ないので、生産量を増やせるよう今後も研究を重ねていきたい。一つのブランドとしていずれは名前を付けたい」と述べ、増産に向け取り組んでいる。
 (当銘千絵)



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