米軍が今年2度目の降下訓練 県やうるま市の反対に強行 物資も投下


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MC130J特殊作戦機から降下する兵士=9日午前11時21分、うるま市の津堅島訓練場水域上空

 【うるま】米軍は9日、うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。同水域では3日以来、ことし2度目。午前11時15分ごろ、嘉手納基地に駐留するMC130J特殊作戦機から兵士6人が降下し、物資2個を投下した。午後6時25分ごろには兵士4人が再び降下した。

 米連邦航空局が5日、航空情報(ノータム)を出し通知していた。県とうるま市は同日、訓練中止を働き掛けるよう沖縄防衛局に要請していたが、米軍は強行した。降下した兵士は着水後、待機していたボートに乗り込んだ。その後、米軍ホワイトビーチに到着した。

 同水域では10~12日の3日間も降下訓練が計画されている。10、11の両日は午後1~3時と午後5時半~7時、12日は正午~午後4時の予定。県やうるま市は安全上の理由から、同水域での訓練に反対している。