那覇市松山の「ペンギンのいるBAR」で今月1日、ケープペンギンの赤ちゃんが生まれた。赤ちゃんは17日現在、体長15センチ、体重135グラムほど。性別は分かっていない。生まれた時の体重は65グラムだったが、約2週間で倍に成長。「ピーピー」と鳴き、元気な姿を見せている。同店がサンシャイン水族館(東京都)に餌や温度管理の助言をもらい飼育する。
店では赤ちゃんのほか3羽のケープペンギンを飼育する。新型コロナウイルスの影響で今月末まで休業中。今後は水道・餌代など飼育費を募るためクラウドファンディングを今月23日午後1時から開始する。返礼品の一つとして赤ちゃんの名前を応募できる仕組みにする。
世話をするスタッフの天羽亮介さん(30)は「コロナ禍で明るい報告ができ、うれしい。店が再開したらぜひペンギンに会いに来てほしい」と話した。
アフリカ南部沿岸に生息するケープペンギンはワシントン条約で保護され、国内に持ち込む際は輸出国の許可証が必要。商業目的でペンギンを飼育するには県へ登録する必要があり、同店は県に登録し許可を受けている。
クラウドファンディングはQRコードから。